今回は、 さば の節約 レシピ ・ 船場汁 です。 さば の頭と骨の部分を使って作るエコなまかない料理の 船場汁 を作ってみました。この 船場汁 、大阪の船場という町の商人たちのまかないで、とてもエコな料理なんですよ~。 さば の残った頭やアラを使った、美味しい汁物です。この 船場汁 、もともと大阪・船場の商家のお番菜料理でした。商家の主が身の部分を食べて、残った部分の骨や頭を奉公人が食べるという、商家の知恵がいっぱいと詰まった料理です。この さば と言う魚、さばの生き腐れと呼ばれるくらい足の早い魚です。それを、先人は 塩さば にして保存したことで、この料理が生まれたんじゃないかと思います。
それでは、船場汁を作っていきましょう。
1 まずは、さばの頭は半分に梨割にし、食べやすい大きさに切り、骨の部分も軟骨の部分で食べやすい大きさに切ります。
2 あと、さばを捌いた時に残ったカマの部分と腹骨の部分も用意しておきます。
3 全部のアラの部分に塩を振り、一晩置いておきます。
4 そしたら、熱湯に注し湯をして、温度を下げた状態で霜降りにします。
5 霜降りにしたさばを、冷水で血合いの部分などを綺麗に洗い、水気を切っておきます。
次に、野菜の準備です。
6 大根は皮を剥き、銀杏きりにして準備します。
7 それと、椎茸はやや大きめにカットしておきます。
ここからが調理です。
8 鍋に出し昆布と水を入れ、さばのアラの部分と大根、それに椎茸を入れて煮ます。
9 煮立ってきたら、昆布を引き出し、丁寧にアクを取り、酒・醤油で味付けをします。
10 お椀にもり、青ねぎの小口切りを散らして出来上がりです。
※ 更新で、副産物の眞子を入れてみました・・・。
簡単でしょう。
ホント、いい出汁が出ましたよ~。
まさに、絶品です。
丁寧なアク取りが、澄んだいい出汁に変身させてくれるんですね~。
次には、身の部分も入れておかずにして作りたいです。
本当に良く考えられた料理で余すところ無く使い切る、正にエコ料理です。
簡単レシピですので、是非この塩さばを使った船場汁を作ってみては如何ですか。
さばの味が大根に染みて、美味しいですよ~。
● 今回は、焼きさばの船場汁を・・・。
塩焼きのさば+大根+豆腐で!
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